たすかぶの機能の説明

 たすかぶには5種類の機能(うちメイン3つサブ2つ)があります。これらの機能を実行するユーザーインターフェイスは4種類あります。これらは独立しており、自由にカスタマイズすることができます。以下の説明をよく読んで、一番使いやすい状態にセッティングしてください。

5種類の機能

ポップアップメニュー
 ウィンドウの一覧をアイコン付きのポップアップメニューとして表示します。一覧はアプリケーション別にまとめられ、同じアプリケーションの中ではウィンドウ名がアルファベット順に並べられるので、目的のウィンドウを簡単に見つけだすことができます。
 さらに、ポップアップメニューはキーボードだけで操作できるようカスタマイズされています。TABキーを押すことで選択状態をひとつずつ進めることができ(下カーソルキーと同じ機能)、数字もしくはアルファベットキーを押すことで簡単に選択することができます。
 ウィンドウは、そのすべてが表示されるわけではなく、いくつかのタイプのウィンドウは表示されません。アイコンがない、ウィンドウタイトルがない、親ウィンドウを持つ、常に前面に表示されるウィンドウはリストに載せられません。
 この機能は、たくさんのウィンドウの中から目的のウィンドウひとつを表示させたい時に役立ちます。

2番目のウィンドウを一番上へ
 上から2番目のウィンドウを一番上へと持ってきます。その結果、一番上のウィンドウは2番目になります。ということは、この機能を続けて使うとふたつのウィンドウを交互に表示できるということです。
 このとき、入れ換えることのできないウィンドウは、ポップアップメニューに表示されないウィンドウに加えて、アイコン化されているウィンドウも加わります。
 この機能は、ふたつのウィンドウを交互に操作したいときに役立ちます。

一番上のウィンドウを一番下へ
 一番上のウィンドウを一番下へ持っていきます。この機能は、1回だけ使用すれば「2番目のウィンドウを一番上へ」と変わりありません。また、ウィンドウがふたつしか開いていない場合にも同じ結果になります。ですが、みっつ以上ウィンドウが開いている状態で、2回以上この機能を使用すると違う結果になります。
 みっつのウィンドウが開いている場合、1度目は上から2番目のウィンドウが表示されます。このとき、最初の段階で一番下のウィンドウは上から2番目に来ています。つまり、上へと押し上げられたということです。そして、ふたたび同じ機能を使用すれば、このウィンドウが一番上に表示されるというわけです。
 つまり、この機能はページをめくる感覚で次々とウィンドウを表示させていくことができるということです。
 「2番目の……」と同様、入れ換えることのできないウィンドウは、ポップアップメニューに表示されないウィンドウに加えて、アイコン化されているウィンドウも加わります。これはこの機能を使用するときに特に重要な点です。めくっていくときに必要ないと判断したウィンドウはアイコン化させてしまえばいいということです。
 この機能は、次々とウィンドウを表示させたいとき、特にファイル等を隠れているウィンドウにドロップしたい時に非常に役立ちます。

はじっこスペシャルのON/OFF
 後述する、「はじっこスペシャル」という画面の端にカーソルを持ってきたときに機能するユーザーインターフェイスのオンとオフを入れ換えます。「はじっこスペシャル」は便利な反面、必要ないときにも使用してしまう場合があります。このスイッチを使用することで必要なときだけ「はじっこスペシャル」を機能させることができます。
 この機能は、タスクマネージャとしての機能とは直接関係はありません。
 ちなみに、「はじっこスペシャル」がオンの時にはアイコンに小さな青い円が描かれます。

タスクバー上での表示/非表示
 タスクバー上での「たすかぶ」の表示/非表示を入れ換えます。タスクマネージャがタスクバーを占領していては本末転倒と考える方はこの機能で非表示にしてください。
 この機能は、タスクマネージャとしての機能とは直接関係はありません。

4種類のユーザーインターフェイス

はじっこスペシャル
 画面の端にカーソルを持ってきたときに働きます。キーボードから手を離している時にこのインターフェイスを使用すると便利です。特に「一番上のウィンドウを一番下へ」を使用すると、ドラッグ&ドロップが楽になります。
 はじっこスペシャルは細かく設定できます。各辺を3等分し、さらに4角も使用できるので全部で16ヶ所使用できることになります。これらひとつひとつに機能を割り当てることができます(もちろんそれぞれ別々に割り当てることもできますし、何の機能も割り当てないこともできます)。
 例としては、左上角に「2番目のウィンドウを一番上へ」、左辺の中央に「ポップアップメニュー」、左下角に「一番上のウィンドウを一番下へ」を設定すると、誤作動を少なくしてかつ簡単に操作することができます。
 ちなみに、当然ですが「はじっこスペシャルのON/OFF」は、OFFしか機能しません。

ショートカットキー
 特定のキーの組み合わせ(例えばCTRLキー+¥キー)をショートカットキーとして登録することによって、いついかなる場合でも機能を働かせることができます。ショートカットキーは5つ設定でき、もちろんそれぞれに機能を割り当てられます。キーボードから手を離したくない時に便利です。

タスクトレイ上のアイコンを左クリック
 タスクトレイ上のアイコンを左クリックしたときに働きます(そのままやね)。デフォルトでは「タスクバー上での表示/非表示」が機能します。右クリックは「カスタマイズ」や「終了」を行うためのメニューを表示しなければならないので、機能を割り当てられません。

タスクバー上でのクリック
 タスクバー上の「たすかぶ」をクリックした時に働きます。左クリックと右クリック別々に機能を割り当てられます。デフォルトでは左クリックに「ポップアップメニュー」が、右クリックに「はじっこスペシャルのON/OFF」が割り当てられています。
 このインターフェイスは、ある意味一番オーソドックスなものでしょう。「はじっこスペシャル」や「ショートカットキー」が邪魔だと感じる方におすすめ。逆に「タスクバーに表示されるなんて邪魔」という方には意味のないものなのかも。

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