調停委員会（ちょうていいいんかい）。
　HAC内外の問題の中でも、緊急を要する懸案事項を解決する実動部隊。HACに所属する組織の中で最大の権限を有する。
　メンバーは１０名程度。「前衛」となる高い戦闘力を持つメンバーと、「後衛」となる情報処理専門のメンバーがおり、二人一組となって問題に対処する。
　「不殺の誓い」を守っており、これまでにたった一人の死者も出していない。これは、１万人の機械化部隊を手加減して鎮圧できると言われる実効制圧力よりも、「時を視る者」「世界を視る者」「見えざるものを視る者」がいるという情報処理専門メンバーに依るところが大きい。「調停委員会の識らぬことなし」と噂されている。
　その影響力から、一部の団体からは神格化されるほどになっている。HAC所属組織から一般組織への問題行動の鎮圧等も行うため、ちょっとしたことでもつい解決してしまい、いつの間にか「正義の味方」と呼ばれるように……。