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タグライブラリ

日本語 付箋辞書
英語 tag library
ふりがな たぐらいぶらり
フリガナ タグライブラリ

解説

JSPで使用するタグを集めたライブラリ
HTMLタグでもXMLタグでもない、JSP専用のタグを集めたもの。
 
タグライブラリは新規に作成することができる。つまり、元々組み込まれたものだけでなく、様々な人間が作り、追加することができる。
タグライブラリは、タグの形式を指定するXMLファイルと、各タグに関連したクラスによって構成される。
JSPは、タグライブラリのタグが使用されると関連するクラスインスタンスを作成しメソッド呼び出すクラス内ではタグとしての処理をう。
 
つまり、タグライブラリは、JSPの上ではHTMLタグのような「<」と「>」の形式で記述でき、しかも実際にはクラスメソッド呼び出して処理することができるわけである。
この最大のメリットは、JSPスクリプトレットJSP式JSP宣言を記述する必要がない、ということである。
JSPHTML出力をうためのものであり、その中にJavaプログラムが混ざると、デザインや修正が難しくなり、再利用も難しくなる。
 
そこで、Javaプログラムを全てタグライブラリに置き換えることで、JSPからJavaプログラムを完全に排除することができる。
JSPに、「<」と「>」によるシンプルな記述のみで、Javaプログラムと同等の処理をうことができる。また、スクリプトレット等による記述はJSP間で共有できないが、タグライブラリとして作成すれば各JSPで使い回すことができる。
また、タグライブラリは元はクラスであるため、JUnit等による単体テストが可能となり、また継承によって既存のタグライブラリを拡張することもできる。
 
タグライブラリには、標準で<jsp>タグがあるが、これは機能的に弱いため、ほとんど使うことはない。
代わりに、JSTLタグライブラリやStrutsタグライブラリという、非常に多機能のタグライブラリが存在するため、これらの使用を強く勧める。
また、必要であれば自分で作ることもできる。これを「カスタムタグライブラリ」という。
 
タグライブラリを使用するメリットは絶大であり、JSPJavaプログラムを記述する場合には、タグライブラリが使用できないか考慮した方がいいだろう。

参考サイト


(KAB-studioからのおしらせです)

サンプルプログラム(とか)サンプルを別ウィンドウで表示サンプルをクリップボードへコピー(WindowsでIEの場合のみ)

<%-- webapps/sample-servlet/sample.jsp --%>
<%-- http://localhost:8080/sample-servlet/sample.jsp でアクセスできます。 --%>
<%@ page contentType="text/html; charset=Windows-31J" pageEncoding="Windows-31J" %>
<%--
    pageEncodingには、このファイルを保存した時の文字コードを指定してください。 
    Windowsであれば"Windows-31J"を指定すればいいでしょう。
--%>

<%--
    タグライブラリのひとつ、JSTLをを使用します。
    詳しい使用方法は「JSTL」の項目を参照してください。
--%>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/c.tld" prefix="c" %>
<!--
    タグライブラリを使うためのJSPディレクティブです。
    uriで、タグライブラリを定義するXMLファイルc.tldを相対パスで指定します。
    prefixで、タグライブラリの「苗字」を付けます。
-->

<html>
<head>
<title>JSPのサンプル</title>
</head>
<body>

<c:out value="あいうえお"/>
<%-- 出力結果 --%>
<%-- 
あいうえお
--%>

</body>
</html>
<%-- webapps/sample-servlet/sample.jsp --%>
<%-- http://localhost:8080/sample-servlet/sample.jsp でアクセスできます。 --%>
<%@ page contentType="text/html; charset=Windows-31J" pageEncoding="Windows-31J" %>
<%--
    pageEncodingには、このファイルを保存した時の文字コードを指定してください。 
    Windowsであれば"Windows-31J"を指定すればいいでしょう。
--%>

<%--
    タグライブラリのひとつ、JSTLをを使用します。
    詳しい使用方法は「JSTL」の項目を参照してください。
--%>
<%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/c.tld" prefix="c" %>
<!--
    タグライブラリを使うためのJSPディレクティブです。
    uriで、タグライブラリを定義するXMLファイルc.tldを相対パスで指定します。
    prefixで、タグライブラリの「苗字」を付けます。
-->

<html>
<head>
<title>JSPのサンプル</title>
</head>
<body>

<c:out value="あいうえお"/>
<%-- 出力結果 --%>
<%-- 
あいうえお
--%>

</body>
</html>

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update:2005/09/15
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